情熱を見つける方法を考える

自己分析

少し前ですが、ウェルスダイナミクスというものを受けました。

ウェルスダイナミクスは、自己分析ツールの1種で、自身の性格や特性を8種類にカテゴライズでき、それぞれのタイプにあった「富」の築き方をアドバイスしたレポートがもらえるサービスです。
レポートが充実しているのが特徴だと思います。

ウェルスダイナミクスの中には、自分のタイプをカテゴライズできる「プロファイルテスト」と、自身のステージを客観的に判別できる「スペクトルテスト」というのがあります。

両方受けたのですが、今回は「スペクトルテスト」にフォーカスして書いてみます。(ちなみにプロファイルはメカニックでした)

※2020/12/6 追記:関連した内容のラジオを収録してみました!stand.fmで聴けます!こちらからどうぞ。

ウェルスダイナミクスのスペクトルテストを受けてみた結果

スペクトルテストのランクは、全部で9段階あり、下から

  • 赤外線(被害者)
  • 赤(生存者)
  • オレンジ(労働者)
  • 黄色(プレーヤー)
  • 緑(パフォーマー)
  • 青(指揮者)
  • 藍色(主催者)
  • 紫(作曲家)
  • 紫外線(レジェンド)

となっています。
紫外線に近くほど資産と影響力が強くなっていき、赤外線に近くほどに貧困に近づいていくイメージです。

詳しくは公式をどうぞ。

僕のテスト結果は、下から2番目の赤スペクトルでした。
ウェルスダイナミクスでは、オレンジ以上を目指そうね、となっているので、あまり良い結果とは言えませんね。

赤レベルの特徴は、以下のように書かれていました。

  • 収支のプラスマイナスがゼロ
  • 収入の多寡に関係なく、生活していくのがやっとの状態
  • 仕事上の問題と個人的な問題が混同している
  • 空っぽのまま走り続けている

毎月100万円稼いでいても、100万円使っていれば赤になります。(ちなみに150万円使って、赤字を垂れ流すと赤外線になるそう)

僕は貯金はしており、てっきりオレンジになると思っていたので、ちょっとショックでした。

ただ、オレンジにいくには「情熱とつながり」が必要と書かれているのをみて、納得。
社会人になってからというもの、ほとんど「会社と家の往復」な生活を送っており、何かに純粋に情熱を燃やすことも、人脈を積極的に広げることもしてきませんでした。

その結果、最近ではわりかし投げやりな気持ちで仕事・生活をしていた感は否めません。

多分これが赤スペクトルたるゆえんなのでしょう。夢も希望もなく、なんとなく毎日を生きるリビングデッドモードですね。

次のステージに行くために必要な3ステップ

オレンジにいくためには、「情熱とつながり」が必要とありましたが、スペクトルテストのレポートではもう少し具体的な3ステップを書いていました。

  1. 情熱を見つける
  2. スタンダードを決める
  3. フローに沿う

一つ目の「情熱を見つける」は、「楽しい気分になり、わくわくしてくるような何か、自ら進んで携わりたくなるような何かを再び見つけ」ることだとされています。
ただ生きていくだけの毎日から抜け出し、もっと良くしていこう!というモチベーションを得るために情熱が必要とあります。

二つ目の「スタンダードを決める」は、当たり前のレベルをあげるみたいなニュアンスだと感じました。
周りのオレンジ以上の人のスタンダードを観察し、それに合わせていくステップですね。

三つ目の「フローに沿う」は、すでに黄色や緑になって「フロー」(自身の特性と情熱が合致して、集中力を発揮している状態)に至っている人と繋がるというステップです。

情熱を見つけてモチベを高め、当たり前を高めて、より良い人と繋がっていく。

これ多分、順番がごっちゃになるとうまくいかないんだと思います。
情熱がないとスタンダードをあげる気になれないし、スタンダードが低すぎるとフローに乗っている人から敬遠されてしまい繋がれない。

なかなか理にかなったアドバイスですね。

情熱とは?

やっと本題です。

このステップをみたとき最初に思ったのは、「そもそも情熱とはなんだろう?」ということです。
疑問を持ってから、とりあえずウェルスダイナミクス関連の記事をいくつか読んでみました。
こういう記事とかこういう記事とか。

情報収集をした上で、自分なりに納得のいく定義を作ってみると、「情熱とは『積極的にやりたい!』という感情が継続している状態」だと思います。

情熱には対象が必要で、情熱の対象は「内容的なもの」と「文脈的なもの」に分類できると思います。

内容的な情熱とは、漫画が好き、サッカーが好き、音楽が好きといった具体的な対象に向かう情熱のこと。

文脈的な情熱とは、(漫画に限らず)ストーリーそのものが好き、(サッカーに限らず)複数人で共同して行う作業が好き、(音楽に限らず)自ら何かを生み出すのが好きなど、内容的な情熱の背景にある情熱のこと。

内容的な情熱の方が人に説明しやすいですが、文脈的な情熱は幅を広げることができますね。
たとえば「複数人で共同して行う作業が好き」な人は、仕事においても、他の物事においてもチームを作ることを意識すれば楽しさが倍増しそうです。

どうすれば情熱を見つけられるのか

ではどうやったら情熱をみつけられるのか?ですが、こちらに関しても情報収集をして、整理してみました。

多分、情熱は、突然手に入るものではないです。
ある程度、時間や手間をかけて、育てる必要があると思います。
そのため、情熱を見つけるルートは2つ。

  • すでに継続している情熱を見つけること。
  • 興味のタネを情熱に育てること。

すでに継続している情熱を見つけること。

1つ目の「すでに継続している情熱を見つけること」は、自分のこれまでの人生を振り返ることで見つけることができそうです。

  • 小さい頃に好きだったものは何か?
  • 今でもついついやってしまうことは何か?
  • これまでの人生で熱狂したものはなかったか?

このような内省を続けることで、見えてくる情熱ですね。
こちらのルートでの情熱の見つけ方に関しては、どこかの記事で読んだ「情熱はいい子ぶると出てこない」というアドバイスが重要だと感じました。

「仕事のために」とか「起業のために」とか、目的が先行した状態で情熱を探すと、人に言えるようなことしか出てきません。
不純な動機でやめられないもの、人に言いにくいようなことの中にも、情熱は隠れています。

例えばゲーム好きの人がいたとして、「仕事のため」という前提で考えていたら、「ゲームは遊びだしな」と情熱にカウントしないかもしれません。
ですが、仕事に関係なくとも「お金をもらわなくともやりたい」「積極的になれる」という対象であれば情熱と言ってしまってOKらしいです。

興味のタネを情熱に育てること。

もう一つは、「興味のタネを情熱に育てること。」です。

情熱が見つからなくても、興味のあることは見つけられると思います。
ただし、「興味のあること」はそのままでは、情熱にはなりえません。

まず興味を情熱に変えるために必要なのは、行動に移すこと。
興味があることでも、実際にやってみなければ、本当に好きかどうかはわかりません。

また興味があることでも、変化がない、結果が出ない、実感がわかないという状態が続けば、興味が薄れていくと思います。
結果が出ることで、モチベーションが高まり、情熱に育っていくと思います。
(結果が出なくても薄れなきゃ、それはそれで情熱な気がする。)

  • 興味を探す
  • 実際にやってみて正誤判定する
  • 努力を投下し結果を出す
  • 楽しい
  • のめり込む
  • いつのまにか情熱に!

という流れが、情熱の発生フローだと思いました。

興味のタネを情熱に育てるときに使えそうなアイデア

あくまでアイデアなので、実践に耐えうるかは不明ですが、上記の流れで情熱を生み出していく場合、「アンテナを貼ること」と「チャレンジを記録すること」が効果を高めると思います。

まず「アンテナを貼ること」ですが、「興味のあることを見つけるのだ」という意識で日々を過ごすことで、些細な興味を拾うことができるようなるのでは?と思いました。
カクテルパーティー効果ってやつですね。

具体的には、「興味あることリスト」などのリストをスマホアプリやメモ帳に作っておき、些細な興味を書き記していくと良さげ。

もう一つは、「チャレンジを記録すること」です。

人間は意外と日々の変化に気づくのが苦手なので、ログを取っていないと、大きな変化が起きるまで成果を実感できません。
様々な角度からログを取っておくことで、細かいレベルの変化に気づくことができ、モチベーション維持に繋がりそう。

それであなたの情熱は見つかったの?

現時点で情熱かな、と思えるのは、下記です。

(内容的な情熱)

  • 漫画
  • 小説
  • 文章を書くこと

(文脈的な情熱)

  • 物語全般(特に、人が成長していく物語)
  • 自分の成長を実感すること
  • 好きなものについて語ること
  • 情報を整理して伝えること
  • 抽象的な気づきを得ること

まだまだありそうな気がしますが、とりあえずこのあたりが情熱と言えるでしょう。

現在は、このメディアに記事を投下することを通して、「文章を書くこと」への情熱の強度を測っている感じですね。
まだ結果と呼べるものは何も出ていませんが、記事数の増加に伴って、PV数の上昇など目に見える成果が現れれば、より情熱強度が上がりそうです。

今回書きたいのはこんな感じですね。
また書きます。

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