【読書メモ】やわらかな頭、もっと動ける身体のための!最強のリラックス システマ・リラクゼーション

読書

こんばんは、かきぴーです。

以前なんどか読んだことのある本を、また再読したので、読書メモを書いてみます。

今回読んだのは、「やわらかな頭、もっと動ける身体のための!最強のリラックス システマ・リラクゼーション」という本です。

かきぴー
かきぴー

とても好きな本

自分の備忘録として内容を整理しますが、これから読もうか迷っている人の参考になるかもです。

そもそも「システマ」とは?

システマといえば、芸人のみなみかわさんの「全然痛くないです」ってネタで一気に認知度が上がりましたよね。

「システマ」は、元スペツナズのミカエル・リャコブ氏が創設したロシアの軍用格闘術で、かなり独特な武術です。

みなみかわさんのネタの影響もあり、「呼吸して痛くないですって、ふざけてるだけじゃないの?」って思われる人も多いかもしれませんが、実は本当にすごい武術です。

実は僕、数年前にシステマのセミナーに参加したことがあるんですが、なんかよくわからないけどふっとばされました。(伝われ)

格闘家の矢地祐介選手のyoutubeに、今回紹介する本の著者である北川先生が出演されていたので、↓の動画をみていただくと凄さの一端がわかるかもしれません。。。

「やわらかな頭、もっと動ける身体のための! 最強のリラックス システマ・リラクゼーション」

そんで今回紹介するこの本の話です。

システマには、「呼吸」、「リラックス」、「姿勢」、「動き続ける」の4つの原則があります。

具体的な型は存在せず、上記の4原則を守りながら、自由自在に動く武術です。

システマには殴ったり蹴ったりの武術的な側面の他に、よりリラックスした体を作るための癒やしの技術の側面も存在しています。

システマのリラックスは、銃弾が飛び交う戦場で、冷静さを保ち、正しい判断をくだすための技術ですので、かなり実践的ですし、非常に効果的です。

現代社会では、銃弾が飛び交うことこそないかもしれませんが、ノルマや納期の厳しい仕事・クレーム・人間関係のトラブルなど、ストレスの掛かる出来事はかなり多いです。

「最強のリラックス」では、僕らにとっての「戦場」といえる「社会生活」を乗り切るための、実践的なリラクゼーション方法が書いてあります。

というわけで本の内容を見ていきます。

リラックスとはなんぞや

「リラクゼーション」や「リラックス」って、よく聞くようになりましたが、具体的にはどういう状態を示すのでしょうか?

「最強のリラックス」では、リラックスを「静的なリラックス」と「動的なリラックス」の2つに分類しています。

  • 静的なリラックス:体を休めたり、癒やしたりする感じ。マッサージを受けたり、温泉に入ったり。
  • 動的なリラックス:集中力が高まっているが、冷静な状態。いわゆるゾーン。

さらに、リラクゼーション(=体をリラックスに導くこと)も、「受身のリラクゼーション」と「自力のリラクゼーション」の2つについて分類しています。

  • 受身のリラクゼーション:人やモノを使う。静的リラックスに多い。マッサージや温泉
  • 自力のリラクゼーション:自力で行う。ヨガやストレッチみたいなイメージ。動的リラックスにも応用できる

「最強のリラックス」では主に、「静的な、自力のリラクゼーション」について書かれています。

力む・感じる・記憶する

「静的な、自力のリラクゼーション」の基本となるのが、「力む・感じる・記憶する」の3つの考え方です。

まず「力む」に関して。

人間がリラックスする最も簡単な方法は、一回力を入れて、抜くことです。

すぐできる実験があるので次のことを試してみてください。

  1. 息を吸い込みながら、右手を思いっきり握り込む
  2. ぎゅーって握り込む!全力で!
  3. 10秒キープ!呼吸止めたまま!
  4. 息を吐き出しながら、手を開く
  5. 右手の感覚を感じる

そうすると、いつもと違う感じがしませんか?

なんだか温かいような、血が巡っているような、手のひらそのものの重さを感じるような感覚。

その状態がリラックスです。

こんな感じで、緊張しているところに力を入れて、抜くと、リラックスします。

2つめのステップが「感じる」ことです。

↑の右手を握り込む実験をしたあとに、手のひらの感覚を感じてもらったと思うんですが、あれもリラックスに欠かせない要素です。

こちらは別の実験が紹介されていました。

  1. スマホを右手に載せます
  2. 目を閉じて、手のひらでスマホの重さを測ってみてください
  3. スマホの重さを測っているとき、手のひらや腕は力が入っていますか?

人間は、何かを繊細に感じようとするとき、余計な緊張が抜けるようにできているそうです。

なので、体感に意識を向けるのは、リラックスに非常に効果的です。

最後の「記憶する」は、リラックスした状態を記憶しましょうってことです。

ゴールを知らないと、自分がリラックスしているのか、緊張しているのか判別できないからですね。

呼吸!!

システマの原則の1つでもある呼吸は、リラックスに欠かせない要素です。

上記の「力む・感じる・記憶する」も、実際には呼吸と合わせて使っていくそうです。

呼吸と言っても、特別な呼吸法があるわけではなく、「鼻から吸って、口からふーっと吐き出す」ことを意識するだけ。

それでも、意識的に行うことで大きな回復効果が見込めます。

ちなみに、呼吸は「息を吸い込むときに体に緊張が生まれ、吐き出すときに力が抜ける」という仕組みがあるらしいです。

先程の「力む」の話を鑑みると、吸うことで生まれた力みを、吐き出すことでリラックスさせてるわけです。

そうやって呼吸をしっかりすることで、体にあった余分な緊張が洗い流されていくんですね。

リラクゼーションって究極のスキルですよね

はい、というわけで「最強のリラックス」についてでした。

こちらの本では、具体的なリラクゼーション方法や、リラクゼーション技術のトレーニング方法についても解説してあります。

非常に詳しく書いてあるので、気になる方はぜひ手にとって見てください。

僕は電子書籍しか持っていなかったんですが、しっかり読むために紙の本も検討しているところです。

では、また。

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