刺さる記事と刺さらない記事の違いを考えてみた

マーケティング

こんにちは、かきぴーです。

かきぴーらぼの記事も40記事を超えてきました。

これまで書いた記事の中でも、反応をいただける記事と、反応をもらえない記事がありました。

今回は、自身の振り返りのためにも、反応のあった記事(刺さる記事)と反応のない記事(刺さらない記事)の違いについて分析してみます。

ライターとして活動されている方、ブログを書かれている方、何か商品やサービスのPRをしたい方、ぜひ参考にしてみてください。

誰にでも刺さる記事はない

まず大前提として、万人に刺さる記事はないと思います。

どんな記事でも想定読者がいて、その人たちには刺さるけどそれ以外の人には刺さらないものです

(想定していた以上の反応をもらえることはあるけど)

持論ですが、記事の価値は、以下の二軸で考えてみると良いのかなと思います。

  • どれだけ多くの人に刺さるのか
  • どれだけ深く刺さるのか

相手の世界の言葉で書いた記事は刺さる

読み手の世界の言葉で書かれた記事は、多くの反応をもらえるように思います。

例えば「サードプレイスの役割とは?気持ちが楽になった話」という記事。

僕的にはあまり力をいれずに書いた記事なんですが、他の記事に比べてPV数も多いですし、オンラインコミュニティ内でコメントもいただけました。

これは「サードプレイス」というテーマが、オンラインコミュニティに入っている人にとって、大きな関心の対象になっていたからだと推測しています。

刺さる言葉を知るには、相手のことを知ることが必要

基本的に人は「この記事は自分に関係があるな」って思わないと、記事を読みません。

そういう刺さるキーワードが入った記事はクリックされやすくなると思います。

そして記事内容に共感ポイントが多いと、反応をもらえる(深く刺さる)というのが現時点での分析です。

では、刺さるキーワードはどうやれば知れるのか?というと、読み手のことを知るしかないと思います。

たとえば、以下のような属性が違うと、関心のある言葉は全然異なるでしょう。

  • 性別
  • 年齢
  • 職業
  • 働き方
  • 住んでいる場所
  • 夢、目標
  • 病歴
  • 交友関係
  • 勉強してきたこと

たとえば、男性にメイクの話をしても刺さりにくいですが、女性なら美容関係の専門的な言葉に反応しそうですね。

同じ女性でも20代女性には美容やスキルアップの話題が刺さるかもしれませんが、と40代女性には子供の学費の話や家具家電の話の方が刺さるかもしれません。

先ほどの記事だと、オンライコミュニティに参加している人や興味のある人には刺さりますが、興味のない人には刺さりませんね。

関心のある人が多いキーワードを選べば、反応してくれる人が増えると思います。

独りよがりな記事は刺さらない

以下の「日常の中にある波と向き合う」という記事は相当熱を込めて書いた記事なのですが、あまり読まれていません。

いまのところ反応もゼロです。

自分で分析してみたところ、刺さらなかった理由は以下の2つ。

  • 自分だけの言葉(造語)でタイトルをつけてしまったこと
  • 内容をつめすぎて、読みにくく、伝わりにくくなったこと

この記事では、かなり造語を使いました。

一応すべて解説は入れているつもりですが、直感的にわかりにくいため、なかなか読んでもらえていないようです。

知らない言葉で書かれているから、「これは自分には関係ないな」とスルーされてしまっているんですね。

また、この記事は文字数が6000文字を超えてしまっています。

熱を込めすぎるがあまり、2、3記事に分割できる内容を1記事にしてしまいました。

結果として、以下のような状態になってしまい、せっかく読んでくれた人も「なんだかよくわからないな」となってしまったものと思われます。

  • 伝えたいことが複数あるように見えてわかりにくい
  • 文字が多すぎて読みにくい
  • 造語が多すぎて理解しにくい

自分がどれだけ気合を入れて書いた記事でも、独りよがりになってしまっては誰にも届かないというのを痛感します。

伝えることができれば刺さる

一方で、以下の「正しい判断をするには、生活基盤を安定させるのがめちゃくちゃ大事だよって話。」という記事は、比較的多くの人に読んでもらえましたし、反応もいただけました。

こちらの記事も、「自分の中の哲学的概念を語っている」「独自の概念を扱っている」という意味では、先ほどの「日常の中にある波と向き合う」と似た要素を持っているんですが、何が異なるのでしょうか?

自分なりに分析すると、反応をもらえた理由は3つ。

  • タイトルから、本文が予想できる
  • 本文にストーリー要素がある
  • 文章量を絞り、行間を開けた

この記事では、タイトルである程度結論を書いてみました。

なので読むときにとっかかりがあったと思います。

また本文で、自分の黒歴史について軽く触れました。

弱っていた時代→そこから学び成長した姿、という成長物語(ストーリー)が本文にあったため、読み手の心が動いてくれたのではないかと思っています。

そして、シンプルなのですが、この時期の記事は文章量を絞ることと行間を開けることを意識していました。

ぱっと見の読みやすさが違うので、ストレスなく読んでもらえるようになったんだと思います。

ここで感じたのは、「正しい伝え方をすれば、自分の考えを伝えるだけでも、読み手に感動してもらえる」ということです。

相手のことを知ることと、伝え方を知ること

まとめると、刺さる記事を書くには以下の2つの要素が大事だと思います。

  • 読み手のことをよく知る
  • 伝え方を学ぶ

読み手のことがわからなければ、反応してもらえる言葉は見つかりませんし、たくさんの人が関心のあるテーマでも、正しく伝えなければ刺さりません。

世の中のライティングテクニックは、正しく伝えるための技術にフォーカスしがちですが、読み手のことをよく知ることの方も大事だよなと思います。

今日書きたいのはこのくらいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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