こんばんは、かきぴーです。
シリーズ第三回、やっていきます。
前回までのあらすじ
- 第一話:観察力とリラックスが大事
- 第二話:人間関係のフォルダ理論
前回は、人間は他人をフォルダ分けしており、フォルダ(距離感)に見合った言動をしないと嫌われるよーみたいな話を書きました。
その中で、雑談の目的は「フォルダの維持・メンテナンス」or「心の距離を詰める」の2つに別れるんじゃ無いのかみたいな話も書きました。
というわけで今回は雑談の基本テクニック編です。
「相手の言葉で話す」が最強の戦略である
前回の最後の方に、「私はあなたの敵じゃないですよ」アピール すなわち、受容と共通点探しが大事なんじゃなかろうか?という話も書きました。
しかし、「受容」って、実際にやろうと思うと意外と難しいことがわかります。
相手の意見を受け入れるって何だろう?相手の気持ちに共感するって何だろう?
意識をしないと、「相手の意見を受け入れる」前に解釈してしまったり、「相手の気持ち」に共感しているつもりが、自分の感じたことを話しているだけになったりしてしまいます。
相手の発信に対して、自分なりの解釈をするのも、自分の感じたことを伝えるのも、相手を受け入れたことにはなりません。
それをするのは、相手を受容し、受容したことを相手に伝えた後にしないと、「敵対している」と思われることになりかねない。
そこで使える最強の戦略が、「相手の言葉で話す」 です。
「ミラーリング」や「バックトラッキング」、「ミミッキング」など、相手のことばを繰り替えすテクニックを聞いたことがあるかもしれません。
まさにそれです。相手の言葉を使って話しましょう。
持論ですし、理想論ですが、相手の言った言葉だけを使って話すことができれば、それが最も相手を受け入れた会話になると思っています。
たとえば友人が「昨日、中華料理屋に行った時に、友達と喧嘩したんだよね」って発言した場面を想像してください。
あなたは、「それは大変だったね」とか「それは悲しいね」とか言いたくなるかもしれません。
この発言が、偶然相手の気持ちと合致すれば、それは信頼に繋がるかもしれませんが、外した時は「あぁ、この人は話を聞いてくれない人なんだな」と思われてしまうでしょう。
(相手が誠実な人なら、「実は悲しかったんじゃないんだよね」って教えてくれるかもしれませんが。。。)
もしこのとき、「そうなんだ、友達と喧嘩したんだね。」と言うにとどめ、「それであなたはどう感じたの?」と促せれば、相手の素直な気持ちを聞くことができるかもしれない、と僕は思っています。
相手も、「言いたいことを言えなかった」と感じることは無いでしょう。
もちろん、全ての会話でこんなことしてたら疲れますし、自分が言いたいことを伝えたい!という気持ちも大事だと思います。
でも会話を通して、相手と信頼関係を築くためには、「相手の言葉を尊重する」姿勢はとても大事だと思います。
「動機付け面接」について
上記のテクニックですが、僕自身は、「動機付け面接」というカウンセリング手法から獲得しています。
動機づけ面接とは、アメリカのニューメキシコ大学臨床心理学名誉教授ウィリアム・R・ミラー、イギリスのカーディフ大学臨床心理学教授ステファン・ロルニックが主になって開発したカウンセリングアプローチである。
ウィキペディアより
(中略)
動機づけ面接は善悪判断や直面化、対抗をしないとされる。クライエントの自律性を引き出し、尊重し、カウンセラーとクライエントの関係は協同的・共感的であるという。
簡単に言うと、「なるだけクライアントに介入せず、素直な気持ちを吐き出してもらうことで、治療を行う」というカウンセリング手法を指します。
もし興味のある方は、「動機付け面接」周辺の情報を調べてみると面白いかもしれません。
ちなみに、着物屋時代の社長と話した時、同様の手法(相手の言葉を積極的に使う)を強くおすすめされました。(起源は違うかもしれないです。)
カウンセリングとセールス、どちらも相手との信頼関係(ラポール)が大事な職業です。
その双方で、実績のある考え方ですので、決して「ぼくがかんがえたさいきょうの」ではないことをお伝えしておきます。
なかなか具体的なテクニックにたどり着けない
めっちゃ量多いな。。。
本当は、もう一つくらいテクニック的な話を書くつもりだったんですが、なかなかたどり着けません。
それだけ、コミュニケーションについて悩んできたってことなんですね。(しみじみ)
いくつものブレイクスルーがあり、僕のコミュニケーション能力は、大学生当時より格段に上がりました。
それでも、元々社交的な人たちには敵わないなぁ…って常々思います。
今日書きたいのはこのくらい。
いや書きたいことはもっとあるんですけど、長くなるんで。
また書きますね。
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