内向的人間が生存するために身に付けた、限界コミュニケーション術〜その2

コミュニケーション

こんにちは、かきぴーです。

前回の続きです。

前回までの復習

  • コミュニケーション=意見・感情のやりとり!キャッチボール!
  • コミュニケーションは、雑談 or 議論 x 言語 or 身体 の4領域に分けられる説
  • 観察力とリラックスが大事!
  • 自分自身の観察=言いたいこと、伝えたいことを自覚する
  • 相手への観察=相手の気持ちを察する
  • リラックスするには、「自信」を取り戻すのが肝要
  • 自信を取り戻すには、「自分でも気になっているところ」を全部潰すのが大事

詳しくは前回の記事をご覧ください!

雑談攻略術:言語コミュニケーション編概論

今回は、雑談かつ言語コミュニケーション(何を話すか?)というところをまとめようと思います。

最重要概念:人間関係のフォルダ分け

人間は、他の人間をフォルダ分けしています。

大事なことなので、もう一度書きます。

人間は、他の人間をフォルダ分けしています。

たとえば以下のような感じです。

  • 他人
  • 知り合い
  • 友達
  • 親友
  • 恋人
  • 家族

もちろんこのフォルダ構成は、人によって異なりますし、そこに込める心の距離も違いますが、下にいくほど心の距離が近くなるイメージですね。

そして、フォルダごとに求められる振る舞いが異なります。

たとえば、「他人」フォルダの人が「恋人」のように振る舞ってきたら、多くの人は困惑するでしょうし、恐怖や嫌悪感を覚えるでしょう。

「知り合い」フォルダの人が、「友人」のように気軽に接してきたら、失礼なやつだとか思うかもしれません。

逆に「友人」フォルダの人が、「知り合い」のようなよそよそしい態度をとってきたら、「怒らせたのかな…?」と思っちゃうかも。。。

ちなみに僕は、大学2年生くらいまでこれに気付いておらず、恥ずかしい思い出を量産してきました。

この概念を理解した瞬間は、パラダイムシフトがおきましたね、マジで。

雑談の目的

「人間関係のフォルダ分け」理論を前提に置いた上で、雑談の目的を考えていくと、以下の2パターンがあると思われます。

1つは、「関係性のメンテナンス」

現在のフォルダにい続けるためのコミュニケーションですね。

もう1つは、「もっと仲良くなる」です。

より心の距離が近いフォルダに移動するためのコミュニケーション。

それぞれ意識すべきことが変わってくると思うんですが、今回は双方で共通すると思われる要素に絞って書きます。

雑談の基本戦略:「共通点を探す」と「受容」

双方で共通するのは、「私はあなたの敵じゃないですよ」アピールだと思います。

敵じゃないですよー、仲間ですよー、あなたに攻撃しませんよーという感じですね。

「仲間アピール」を行うために取れる基本的な戦略は次の2つです。

  • 共通点を探す
  • 受容する

「共通点を探す」は言葉の通り相手と自分の共通点を探していく作業で、「受容する」は相手のことを受け入れるという意味です。

この辺の細かい話は、次回書きます。

「人間関係のフォルダ分け」を意識して、コミュニケーションをとること

今回の内容をまとめます。

  • 人間関係にはフォルダ分けがある
  • フォルダごとに許された行動が異なる
  • フォルダに適さない振る舞いをすると、ヘイトが溜まる
  • 関係の維持(メンテナンス)のための雑談と、関係の促進のための雑談がある
  • どちらの雑談でも、「共通点を探す」と「受容」が基本戦略になりうる

僕が観察するに、コミュニケーションが上手い人は、感覚で「人間関係のフォルダ分け」を理解しています。

彼らは、動物的直感で、相手との正しい間合いをコントロールしている感じです。

僕はこの「間合い」への感覚が結構鈍い、というか間合いを無視して動けちゃうようでして、「突然距離を詰める」みたいな挙動をしがちでした。(いまだにやらかす)

その結果どうなるかというと、次のような事象がおきます。

  • 相手が拒絶した場合 → 変なやつ、やばいやつとして認識される
  • 相手が受け入れた場合 → 向こうは仲良しと思っているが、自分はそうでもなかったりして変なことになる

誰も幸せにならない…。

エンジニア向けに例えると、Linuxでroot権限しかできないコマンドを入力したらエラーが返ってくる感じです。

パーミッション管理、やっていきましょう。

ではまた。

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