こんばんは、かきぴーです。
友人のだいちさんの以下のツイートを見て、「好きを仕事にするって、よく聞くけど、どうなんだろうな(漠然)」と思いました。
「どうなんだろう」っていう問いがどうなんだろうって感じですが、自分なりに「好きを仕事にする」という考え方を噛み砕いてみようかな、と思います。
僕自身、内省途中のことなので、わかりにくいかもしれませんが、よかったら読んでみてください。
「好きを仕事にする」ってそもそもなんなの?めっちゃアバウトじゃない?
まず「好きを仕事にする」ってなかなかアバウトな概念ですよね。
一時期、youtubeで見かけた「好きなことで、生きていく」もなかなか訳わかんないな、と思います。
なので、最初にこの言葉を整理したいです。
「仕事」とは?
まず「仕事」から考えてみます。
ここでいう「仕事」は「金銭的な報酬が発生するもの」を指していると考えています。
さらに「好きを仕事にする」という文脈においては、「生活費を担保できる」or「生活費の足しになる」というニュアンスが含まれていると感じました。
生活費をベースに考えると、単発で売り上げが出るだけでは不足ですよね。
一回しか稼げないなら、来月から生きていくことはできません。
「仕事=生活費の足しになるもの」であれば、継続的に稼げることも条件に加えるべきでしょう。
なので今回は、「金額」と「期間(継続性)」の2軸で考えてみます。
↓期間 報酬→ | 無報酬 | 生活費の足しになる | 生活費以上 |
単発 | 趣味 | 臨時収入 | 臨時収入 |
不安定継続 | 趣味 | 副業 | 副業 |
安定継続 | 趣味 | 副業(複業) | 本業にできる |
表にするとこんな感じかな。
「生きていく」とか「仕事」という言葉の雰囲気から、「お金になっているか?」を一つの基準と考えると、無報酬の「好きなこと」は趣味になるかなと思います。
また、もし収益が発生していたとしても、継続の見込みがなければ「臨時収入」でしかないかなーと思っており、「仕事」と言い切るには出力が足りなさそうだなと思います。(一発で年収分くらい稼げたなら話は別ですが…)
「収入が発生していて、ある程度継続の見込みがある」というのが、「仕事」の定義かなーと思います。
「好き」とは?
問題は「好き」の方です。
「好きを仕事にする」や「好きなことで、生きていく」という言葉の中心は、「好き」の方にあると思っており、こっちの方が考えることが多そうでした。
「好きを仕事にする」という場合、「好き」を何かしらの形で「仕事=収入が発生していて、ある程度継続の見込みがある状態」に結びつける必要がある訳ですが、
- どういう「好き」をどうやったら「仕事」になるのか?
- 「仕事」にならない「好き」はあるのか?
- 逆に「仕事」になりやすい「好き」はあるのか?
みたいな疑問が湧いてきますよね。
そのために、まずは「好き」という言葉の解像度を高めたいなーと思いました。
「好き」を構成する要素って、バーっと考えただけでも、以下の要素があります。
- 「好意のレベル」について(どちらかというと好き / 機会があればやるレベルでは好き / 積極的に求めるレベルで好き / なかったら困るレベルで好き)
- 「好意の方向性」について(対象と動作がある / 動作には「受動的な動作」と「能動的な動作」がある)
- 「好意の発生タイミング」について
- 「好意の理由」について
たとえば、だいちさんのように「テニスが好き」という場合。
- テニスの観戦が好きなのか?
- プレイヤーとしてプレイするのが好きなのか?
- 教えるのが好きなのか?
という分岐があり、もし観戦が好きなら、
- プロの試合が好きなのか?
- 知り合いの試合が好きなのか?
- 素人の試合が好きなのか?
という違いがあるでしょうし、同じ「プロの試合が好き」という場合でも、「好きな理由」は異なるでしょう。
- 特定の好きな選手がいる
- 鮮やかなプレイをみるのが好き
- 白熱した展開をみるのが好き
- 誰が勝つのか予想するのが好き
もし、「テニスをプレイするのが好き」という場合はどうでしょうか?どういう瞬間を好きだと感じているのか?
- 勝利の瞬間が好き
- ボールを打ち返した時の感触が好き
- ラケットを振り回すのが好き
- ギャラリーの歓声が好き
- ギリギリの鬩ぎ合いが好き
- 終わった後、みんなで話すのが好き
同じ対象(テニス)への「好き」も、細分化すれば、無限のバリエーションとグラデーションがあるように思います。
もしかしたら、自分の中の他の「好き」と比較し、抽象化すれば、「テニスが好きなんじゃなくて、ゲームに勝つのが好きだったんだ…!」とかなるかもしれませんね。
「好き」について考えるだけで日がくれる
「好きを仕事にする」とか「好きなことで、生きていく」ということを考えてみましたが、「好き」ってやばいですね。
これだけで1日使えそうなくらい広がりそうでした。
他にも、「仕事における『好き』の比率がどのくらいに達すれば、『好きを仕事に』したと言えるのか?」とか、そもそも「『好きを仕事にする』意義ってどこにあるのか?」とか、いろいろな問いが浮かんできますね。
沼が深そうなので、また気が向いたときに、書いてみることにします。
今日はこのくらいで。
ではまた。
※追記
続きだよ。
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