エネルギーって数値で表せますか?という疑問への私的回答

独立・フリーランス

こんばんは、かきぴーです。

昨日も書いた通り、最近のマイブームは、「エネルギーとアウトプット」 についての考察なんですが、エネルギーに関しての個人的な結論がまとまりそうなので、書いてみます。

「エネルギーが足りないなー」とか「もっとHPが増えたらなー」とか「MPの絶対値を上げたいなー」とか漠然と思われている方に、何かお裾分けできれば幸いです。

疑問:エネルギーって数値で表せますか?

HP、MPという表現をとってきたが、エネルギーってそもそもバーで表すのが適切なものなのだろうか? バネみたいな物だったりしないかな?
HP、MPっていうゲームの表現を使うと、どうしてもバー(数値、数直線)のイメージがあるけど、もう少し複雑な気がしてきた。

オンラインコミュニティ内での僕の投稿なんですが、少し前まで自身のエネルギーについて「HP、MP」という言葉を使って表現することが多かったです。

ですが、冷静に考えて、「人間の調子って、そんなシンプルに表現できなくない?」って思いました。

ゲームみたいに、単純に減ったり増えたりするものじゃないかなーって思います。

でも、生きていると「体調が悪い時」や、「体調が悪いわけではないけど、何も手につかない時」は頻繁にあります。

これはなんなのか。どう表現すれば適切なのか。

ということを考え、整理した結果、「これっぽいな?」というのが出ました。

1つの状態(モード)にいられる耐久値が、エネルギーなのではないか?説

こっから、前提の説明がクソ長いのでご注意ください。(そもそも人間の構成要素とは…?から行きます。)

頑張って要約すると、「1つの状態(モード)にいられる耐久値が、エネルギーなのではないか?説」ということになります。

でもこれだけだと何が何だかわからないかもなので、できれば読んで欲しい…。

人間は、複数のモジュールでできている

エネルギーについて考える前に、人間の構成要素について考えてみます。

人間の構成要素、いろいろな分け方があると思うんですが、ここでは簡略化して「肉体」「認知(思考)」「感情」の3モジュール(構成要素のこと)があるとしてみましょう。

これらのモジュールは、さらに小さなモジュールで構成されています。

肉体だったら、筋肉とか神経とか脳味噌とか骨とか血液とかあるし、認知に関しても空間把握能力とか数学的な思考力とか言語能力とかいろいろあるし、感情もさまざまな感情があります。

本当は個々を考えるべきなんでしょうが、カバーするためには専門的な知識が必要そうなので、簡略化させていただきました。

各モジュールは、複数の状態を行き来している

次に考えたいのは、各モジュールの状態についてです。

「肉体」「認知(思考)」「感情」の3モジュールは、それぞれが様々な状態を行き来していると思います。

たとえばスクワットをする時、太腿の筋肉は縮むのと伸びるのの2つの状態を行き来しますよね。

他のモジュールも、何かにつけて状態が変わっていると思います。

そしてそれらの状態は、本当はかなり複雑に変化していると思うんですが、今回はわかりやすく2〜3状態を行き来していると仮定してみました。

  • 肉体:緊張/弛緩
  • 認知:システム1思考/システム2思考/マインドフルネス
  • 感情:ポジティブ/ネガティヴ

肉体の状態

肉体の状態は、緊張と弛緩にわけてみました。

緊張状態のイメージ。

  • 交感神経が活性化
  • 気が張っている
  • 力を入れている

弛緩状態のイメージ。

  • 副交感神経
  • 気が緩んでいる
  • 脱力

認知の状態

ここがわかりにくいと思います。

認知や思考の状態については、行動経済学の言葉から、システム1思考(ヒューリスティック)、システム2思考(アルゴリズム)にわけてみました。

システム1思考とは、反射的な思考回路のことで、騙されやすい反面、すぐに答えを出せるのが特徴です。

ヒューリスティックって呼ばれる思考方法。

システム2思考とは、システム1思考と対照的に、深い思考のことを指します。

アルゴリズム的な思考方法で、騙されにくく、論理的な思考回路になるけど、時間がかかるのが特徴。

認知に関しては、この2つの状態だけでは足りないと思っていて、「思考をしておらず、目の前のことをただ認識している状態=マインドフルネスな状態」もあると思います。

なので、この3つにわけました。

感情の状態

これはシンプルに、ポジティブ/ネガティヴで分けました。

楽しい、嬉しい、心地よい、前向きなのがポジティブ。

くらい、悲しい、辛い、後ろ向きなのがネガティヴです。

なんとなくのイメージです。

各モジュールは相互に影響しあう

「肉体」「認知(思考)」「感情」は、それぞれいろいろな状態になりますが、あるモジュールの状態は、他の2つに影響を与えると思います。

例えば、「肉体」が極度の緊張状態にあるとして、「認知」はマインドフルネスにはなりにくく、「感情」はポジティブにはなりにくいでしょう。

逆に「肉体」を弛緩状態に持っていければ、「認知」がマインドフルネスになって、「感情」もポジティブになるかもしれません。

「全力疾走した後に激怒するのは難しい」とか、「寝不足だと複雑なことを考えられない」とか、「気分が高揚していると注意が散漫になる」とかそういう話です。

各モジュールの状態の組み合わせで、人間のモードが決まる

ここまでの話を整理すると、こうなります。

  • 人間は、ざっくりいうと「肉体」「認知(思考)」「感情」でできている
  • それぞれが色んな状態になる
  • それぞれの状態が、他のモジュールに影響する

そして、肉体、認知、感情のそれぞれの状態の組み合わせによって、人間のモードが決まります。

「肉体」が緊張で、「認知」がシステム1で、「感情」がネガティヴなら、パニックモードみたいな感じですね。

僕の区切り方でも、2x2x3=12通りはありますし、本当はもっとたくさんのモードがあるんだと思います。

ひとつのモードに長く止まるのは難しい

そんで、ひとつのモードに長く止まるのってとっても難しい んじゃないかなって思っています。

ずっとパニックになっているのも難しいし、ずっと怒っているのも難しいし、ずっと集中するのも難しいし、ずっとリラックスするのも難しいです。

少なくとも僕は。

この各モードの耐久値こそがエネルギーなのではないでしょうか?

単に時間経過だけでなく、強度も重要だと思うので、耐久値という言葉を使ってみました。

別のモードに意図的に切り替えること=回復

1つの状態に無理に止まろうとすると、疲弊しますよね。

ずっと本を読んでいたら体を動かしたくなると思うし、ずっと外をうろついていたらカフェで一息つきたくなります。自然な動きとして。

無理してずっと同じ状態を保とうとしても、多分それはできなくて、疲弊すると、いつのまにか別のモードに切り替わっている。

集中して仕事してたと思っていても、何時間もやれば最初よりは絶対に能率下がりますよね。

なので疲弊し切る前に、別のモードに意図的に切り替えることが大事で、これが回復につながるのではないかな?と思っています。

複数の状態を行き来するリズムを、意図的につくることが大事

今日書きたかったのは、「1つの状態(モード)にいられる耐久値が、エネルギーなのではないか?説」を発見しました!って話です。

案の定、長くなってしまいました。

今日はここまで。

また書きますね。

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