こんにちは、かきぴーです。
少しあいてしまったのですが、「「イシューからはじめよ」①〜犬の道を脱出する」の続きを書いてみようと思います。
前回が序章の話でしたが、今回は第1章の話です。
たぶん「イシューからはじめよ」の中で一番重要な章になります。
全てを解説するのは困難なので、一部抜粋になりますが、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、現在は、第4章の手前まで読み進めています。(年内に読了したい)
まず「何に答えを出すべきなのか」を決める
タイトルにあるように、何かのプロジェクトに取り掛かる際、真っ先に取り掛かるべきなのがイシューを見極めることです。
まず解くべきイシューを見極め、次にそのイシューを効率よく解く方法を考え、実行していく。
そういう順序で取り組みましょう。
イシューを見極める大雑把な流れは、以下のようになります。
- 一次情報と基本情報を集めて、設問を立てる
- 設問に対しての仮説をたてる
- 言葉に落とし込む
まずは、一次情報(=加工されていない情報)に触れます。
たとえば企業コンサルタントなら現場に潜り込んで生の声を聞くのがそれに当たりますね。
それと並行して基本情報(=業界では当たり前の情報)に触れ、その2つの情報から、「こういう問いがあれば、インパクトがあるな」と思える設問を立ててみます。
設問に対して「多分こうだろう」という仮説を立て、それを言葉にすることで、イシューを落とし込めているかどうかがわかります。
相談役がいると強い
イシューを見極める作業は、かなり難しいです。
特に、その業界やテーマに習熟していない初心者が、いきなりイシューを見極めるのは不可能に近いといえます。
ですので、相談役がいるかどうかが、非常に重要です。
会社であれば、上司や先輩社員、研究であれば教授などを頼れるかどうかといった感じですね。
相談役がいる場合は、「一番優先的に取り組む課題はどれですか?」と直接聞いてみたり、めぼしいイシューを選んで「どれが一番優先度が高いでしょうか?」と聞いてみると、余計な時間をかけずにイシューを見極めることができます。
どんなイシューをとくべきか?よいイシューの3条件
イシューを見極めるためには、当然、どんなイシューが「よいイシュー」なのかを知る必要があります。
「イシューからはじめよ」には、以下の3つの条件が記載されていました。
本質的な選択である
本質的な選択である、とは、根底が覆るようなインパクトのあるイシューかどうか?という意味です。
たとえば、地動説・天動説という考え方があります。
いまでは地動説が常識ですが、天動説が唱えられていた時代の地動説は、常識がひっくり返る大発見だったはずです。
このように、解決(あるいは証明)できれば前提がひっくり返るようなイシューを見つけ、解くことができれば、大きなインパクトを残せます。
こういうイシューは、1つのイシューでも、めちゃくちゃな影響力を持っているので、イシュー度がめちゃくちゃ高いと言えるでしょう。
深い仮説がある
深い仮説がある、とは踏み込んだ仮説をもったイシューであることを指します。
深い仮説があるイシューは、取り組む前から、解決したときに価値を生めそうか?を見極めることができます。
価値を産むような仮説をみつけるには、常識を否定してみる・新しい構造を考えてみる、といった方法論があります。
「もしかしたら、この業界で常識と言われている〇〇は間違っているのでは?」という仮説を掘り下げていくことで、深い仮説を持ったイシューができますし、「既存のAという事柄は、全く別カテゴリのBと関係があるのでは?」という仮説を掘り下げても、深い仮説を作ることができるでしょう。
答えを出せる
そしてこれが重要なのですが、答えを出せるイシューであることです。
仮に「どこでもドアを開発すれば、めちゃくちゃ価値がある」ということが分かったとしても、現在のテクノロジーでは開発する糸口すら思いつかないのではないでしょうか?
死ぬまで頑張っても、何もアウトプットがでないような気がしますね。
どこでもドアは極端な例ですが、自分の能力的に解決できないであろうイシューに取り組むと、取り組んだ時間が無駄になってしまいます。
そのため、イシューを見極める段階で、解くことが出来そうかどうか?を判断するのがとても重要です。
また一番価値が高いといえるイシューは、「(本質的で、深い仮説がある前提で)自分には解けるが、他の人には難しいだろう」というイシューです。
まとめ
大事なことを羅列してみます。
- 何よりもまず最初に「イシューは何か?」「これは解くべきイシューか?」を考えるのが大事
- 本質的で、深い仮説があって、自分にしか解けなさそうなイシューは、めちゃくちゃ良いイシューなので、早速取り掛かろう
- とはいえ、イシューを見極めるのは難しいので、そのテーマに詳しい人に相談役になってもらおう
前回の記事で、以下のように書きました。
毎日更新を続けながら、「とりあえず書く」「書けばえらい」みたいな気持ちになっていました。(根性論)
この記事を書くことで、このサイトの自分にとっての目的の一つである「影響力を身に付ける」は達成できるのか?〜中略〜
もっと記事テーマの選定から見直していく必要があると感じさせられています。
正直、まだ「とりあえず書く」というスタンスから抜け出せてはいません。
ですが、書いていく中で、反応のあった記事、グーグルで順位がついた記事などが出てきました。
方向性に関しては、大きく間違っていないと判断したので、しばらくは記事数を増やす方針で書いていこうかなと思っています。
今後も、取り組んだ課題や日々の試行錯誤について発信していきますので、また読みにきてくださったらとても嬉しいです。
ではまた書きますね。
コメント